根管治療・歯冠延長術

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割れてしまった歯を残すための治療
「歯冠延長術」

むし歯や外傷などで歯が割れてしまった場合、従来は抜歯が一般的でした。しかし、歯冠延長術という治療法を用いることで、歯を残せる可能性があります。歯ぐきの切開や歯槽骨の調整を行い、歯根を露出させて、被せ物を装着するための十分なスペースを確保します。このような処置により、歯の機能を回復させ、自然な見た目を維持することが可能です。

歯冠延長術の内容とメリット

歯冠延長術は、歯を残しつつ、患者様の口腔内の健康と美しさを守る優れた治療法です。
この治療では、歯ぐきを切開する、あるいは歯槽骨を削るなどの外科的処置によって、歯ぐきの位置を下げていきます。また、ワイヤーとゴムを使って歯を引っ張り出す方法もあります。これらの手法を用いて、歯ぐきより上に十分な歯の部分を露出させ、被せ物を装着するのに適した状態を作り出せるのがメリットです。
歯冠延長術を行えば、被せ物の脱離を防ぎ、長期的な安定性を確保することができます。また、歯ぐきラインを整えることで審美性も向上し、歯周病のリスクを減らして口腔内の健康維持にも貢献します。

当院で行っている歯冠延長術

外科的歯冠延長術

歯ぐきの中に埋まっている歯の根を周りの骨を削り歯ぐきを下げることにより差し歯をさすことができるようにする治療です。
歯の頭が虫歯で無くなり、抜かないといけない歯でも残せる可能性があります。

スクロールできます

費用 16,500円(税込)
治療期間・回数 1週間・2回
リスク
  • 虫歯が大きすぎて歯の根の残りが少ない場合や、
    根が縦に割れている場合は抜歯になる可能性がある。
  • 隣の歯と比べ歯ぐきが下がるので見た目が悪くなる。
  • 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる。

矯正的歯冠延長術

外科的歯冠延長術とは違い、ワイヤーとゴムを使い歯を引っ張りだすので、歯ぐきが下がらずに歯を引っ張り出せます。

スクロールできます

費用 77,000円(税込)
治療期間・回数 4ヶ月・約5回
リスク
  • 歯をゴムで少しずつ引っ張るため時間がかかる
    (動かすのに1ヶ月+骨が安定するのに3ヶ月固定が必要)
  • 骨と歯が癒着ていると動かない。
  • 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる。